還暦の厄払いに諏訪大社本宮へ行って来ました。

北杜市

厄年と言えば、女性は、33歳、男性は、42歳が本厄で有名!というか多分経験された方は一番きつかったと記憶されていることでしょう。私もその頃はあり得ないほどのつらさを経験しました。そしてその厄年が人生最後であると思っていました。ところが最近ですが、全ての神社ではありませんが、ちらほらと還暦の厄年なるものを見かけるようになり、驚愕したものです。
えっ!まだ厄年あったの?!です。

還暦の厄年は男女とも61歳で、本厄ではないので、あまり気にする必要はないようです。
そもそも赤いちゃんちゃんこを着れば厄が払われる程度のようです。
しかし、私は大殺界の3年明けに続けて還暦の厄年に遭遇してしまい、それを知ったからには厄払いをしないと気が済まなくなりました。その為、諏訪大社本宮へ厄払へ行ってまいりました。

北杜市に移住したのだから本来は山梨の神社でしょう!と思われるかもですが、案外ここから諏訪大社は近いし、私の勝手な解釈ですが、この地(フォッサマグナ)の流れるパワーを治めているのは、富士山と諏訪湖の両方のパワーではないかとヒシヒシと感じるのです。ですので、近い方で諏訪湖の諏訪大社へ頻繁に参拝させてもらっております。

富士山には、過去のある年に7月と8月に2回登り、2回目で登頂し、頂上の山小屋で1泊してご来光を拝み、神社参拝をさせて頂きました。
このご来光については、ほんの1時間前まで前日から続く雨でしたが、急に雨がやみ朝日が昇ってくるという奇跡的な体験をしました。その場に集った海外からの多くの人々も感動の声を上げていました。
ですので、私はこの地において、富士山と諏訪湖の両方を崇拝しています。

さて、厄払いですが、予約は特に必要なく、授与所(お神札やお守りを買うところ)で、厄払いの申し込みをします。書面に記入し、初穂料は、5000円からです。(ほぼ5000円でいいでしょうね。)
そして、向かって左手の御祈祷待合所の中で待ちます。大きなストーブがあり、モニターには、御柱祭のビデオが流れていました。一度近くで見てみたいお祭りです、次回は、2028年とのこと。

しばらく待っておりますと、巫女さんが呼びに来てくれました。外に出ましたら、先頭にお若い神主さんがいらっしゃって、神主さん、巫女さん、私の順で歩いて拝所まで進み、拝所の右手の押戸を開けて、いよいよ禁断の聖地(通常入ることのない場所)を通り、神主さんは幣拝殿(一番奥の建物)の右手の階段を私は左手の階段を上り、祭壇の左手に私は進み座し、神主さんは右手に座して、その後神主さんのご祈祷が始まり、神主さんの誘導により私も動きましたが、たぶん本来の所作の半分も出来ない簡易式であったと思います。それは初回で覚えられる内容ではなかった為です。待合所に所作の段取りがあってそれを見て覚えたつもりが実際には、記憶が飛んでしまっていました。

祭壇は幣拝殿の一番奥の壁に備え付けられております。
祈祷の間、祭壇の横の格子状の喚起窓を守屋山からの涼やかな風が流れ込み神の息吹を感じました。
ご祈祷は20分程で終了し、神主さんから紙袋を渡されました。これには色々と入っていました。
初穂料の半分以上はお返しを頂いたようです。(申し訳ないです。)

今回は、私一人でしたので、普段は複数人でのご祈祷かもしれませんがとても感動的でした。
皆さんにも機会がありましたら、この神聖な体験をして頂きたいなと思いました。

私はペーパードライバーなので、電車とバスで本宮へ行き、参拝しました。
最寄り駅からJR中央本線の上諏訪駅に行き、駅の反対側にバス乗り場がありますので、そこから諏訪大社まで行きました。かりんちゃんバスは、現金のみ(スイカは使えません)150円でした。
バスは北参道の中に入ってくれます。そこのバス停が一番神社に近い場所です。

帰りは北参道で天ぶらそば、甘酒、手焼きせんべいを頂き、バスで上諏訪駅まで戻りました。
帰りのバスは行きとは違って諏訪湖の周りを通ります。
その間、普段はしないのですが、と言って乗客の賛同を取った上で、バスの運転手さんが諏訪湖の神話や神渡(みわたり)、御柱祭のお話をしてくれました。
帰りも諏訪の神様に送られたようで嬉しかったです。

バスの運転手さんの諏訪湖や諏訪大社への愛を乗客への感謝の言葉を通じてひしひしと感じました。
(愛と調和と光でした。)

素敵な1日でした。

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